高カロリーで栄養豊富な主食!!とうもろこしのエネルギー含有量と栄養素

基本Data

学名:Zea mays

分類:イネ科トウモロコシ属

原産地:メキシコ~南アメリカ北部

旬の季節:6~9月

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とうもろこしは糖質・たんぱく質が主成分のため、多くの国で主食とされていますが、他にもスナック菓子や畜産の飼料など多種多様な用途をもっている穀物なんですよ。

米・小麦とならび世界三大穀物のひとつであるとうもろこしは、多くの国で主食としています。一般的に販売されているものは、スイートコーンと呼ばれています。

とうもろこしの主な産地は北海道です。寒暖差が大きい地域では、甘さが凝縮して美味しいものが栽培できるとされており、生産の中心は東日本となっています。

とうもろこしの種類

とうもろこしには、白い粒と黄色い粒が混在するバイカラー種、ゴールデンコーンとも呼ばれる粒が黄色い黄粒種、真っ白な白粒種などの品種があります。ポップコーンの原料になる爆裂種や、飼料として栽培されているものもあります。

味来(みらい)

ミラクルスイートコーンとも呼ばれる品種で、一般的なとうもろこしよりもやや小ぶりです。7~9月にかけて旬を迎え、全国的に栽培されています。粒の皮が薄く、果汁がたっぷり、果肉はやわらかくフルーツのような甘さが味わえます。蒸しても美味で、更に甘さがアップします。

ピュアホワイト

真っ白な見た目の白粒種で、皮はやわらかく噛むと中から果汁がたっぷり出てきます。多くは北海道で作られ、8~9月にかけて旬を迎えますが、全国各地で栽培でき、九州から本州にかけては6~7月に旬を迎えます。フルーツにも似た味わいの、極めて甘味が強い品種です。

ベビーコーン

小さい内うちに収穫したとうもろこしの幼果で、別名「ヤングコーン」とも言われています。長さは5~10㎝程度、太さが1㎝ほどのミニサイズです。柔らかいので芯まで食べる事ができ、ひげ付きの場合はひげも食べる事ができます。

一般的なとうもろこしに比べ甘味は弱いですが、シャキッとした歯ごたえと、特有の風味を味わう事ができます。周年出回っているものはタイなど海外からの輸入品で、初夏に国内産が出回ります。

ウッディーコーン

黄色、白色、紫色の3食の粒が混ざったとうもろこしで、茶色がかった紫色がアクセントの個性的な色合いをしています。見た目だけでなく味わいも独特で、食感がもちもちとしていて、強い甘味と深みを感じられます。

歯ごたえが良く、濃厚な風味を楽しむ事ができる焼きとうもろこしに向いています。6月下旬~9月上旬ごろに旬を迎えますが、生産量はごくわずかです。

栄養と効能

食品成分表(可食部100gあたり)
  • エネルギー:92kcal
  • 水分:77.1g
  • たんぱく質:3.6g
  • 脂質:1.7g
  • 炭水化物:16.8g

<無機質>

  • カリウム:290㎎
  • カルシウム:3mg
  • マグネシウム:37㎎
  • リン:100㎎
  • 鉄:0.8㎎
  • 亜鉛:1.0㎎

<ビタミン>

  • B1:0.15㎎
  • B2:0.10㎎
  • C:8mg

食物繊維総量:3.0g

野菜の中では高カロリーで、糖質やたんぱく質を含んでいます。さらに、疲労回復効果のあるアスパラギン酸や、脳の働きを活発にするグルタミン酸、免疫機能を向上させるアラニンなどの各種アミノ酸も身体に役立つ成分です。

また、炭水化物をエネルギーに変えるビタミンB1が含まれているので、エネルギーの補給源にもピッタリの野菜です。

60年代のものに比べ、ビタミンB群やCが1.5倍くらいに増えている成分もあるので、品種改良によって栄養価も充実した健康食材になっているとも言えます。

選び方・保存方法

とうもろこしを選ぶ時に、皮つきの場合は色が鮮やかなものを選びましょう。ヒゲが茶色く、ふさふさなものは実が完熟しているものです。実が見える場合は、粒の大きさが揃っていてツヤがあり、ぴっしりと並んでいるものを選びましょう。

とうもろこしは鮮度の落ち方がとても早い食品のため、生での保存がしにくい野菜です。やむをえない場合は、皮つきのままラップに包んで冷蔵庫で保存しましょう。冷凍保存する場合は硬めに茹でて、3~4㎝の輪切りにするか、実をはずして小分けにしておくと使いやすいです。

食べ方のポイント

食用のとうもろこしを鮮度が良い状態で生食すると、とうもろこしの甘さを堪能できます。ゆでとうもろこしや、焼きとうもろこしも一般的です。

とうもろこしには食感の好みによって2種類の茹で方があり、熱湯に投入して5分ほど茹でると果肉がシャキッと仕上がりますし、水に浸けたとうもろこしを加熱し、5分ほど沸騰させることでジューシーな味わいが楽しめます。

どちらの方法も、ゆであがった際に10分ほど濃い塩水につけておくと、塩分が果肉に染み込み、さめてもハリがある状態を保てます。このまま食べても良いですし、サラダやスープなどの調理に使うことも出来ます。

まとめ

いかがでしたか?とうもろこしは夏が旬の野菜で、収穫されると糖分がでんぷん質に変化して、日が経つにつれて甘味が薄れていくので、早く食べる事が美味しく食べるためのポイントです。

とうもろこしは加熱による甘みの変化はありません。品種改良も活発なので、日々栄養価や甘みが強い品種が生まれている事も特徴です。玄米や胚芽米のように、胚芽の部分にビタミンE、B1、B2、カリウム、亜鉛、鉄などの栄養素がたっぷり詰まっているので、ぜひ食事に取り入れてくださいね。

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たまねぎに含まれているアリシンと組み合わせると、アリシンがビタミンB1の吸収力を高めるため疲労回復が期待できますよ。

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aco
acoです。 セラピスト歴10年、体質改善を目的としたプライベートサロンを経営しているアラフォー女子です。 このブログでは女性の永遠のテーマである「ダイエット」や、年齢を重ねていくごとに不安になる「健康」に対して欠かすことが出来ない食事についてお届けしています。 毎日口にしている食べ物は、良くも悪くも自分の身体を作っています。今日からちょっと食事を意識して、将来薬や病院に頼らない身体つくりをしていきませんか?