ニキビやしみなど肌の悩みに!!症状別の対策とおすすめ栄養素

  • 肌の悩みを症状別に知る
  • 症状別の対策を理解する
  • おすすめの栄養素や効果的な食べ方を学ぶ
aco

ニキビや吹き出物、シミや乾燥など女性は肌に対しての悩みを持っている方も多いですね。

茶々

最近はマスクをする事が多くなったせいか、昔より肌荒れしたり乾燥しやすい気がするにゃ~。

aco

そうですね。マスクをしている事によって肌との摩擦やムレなどで肌トラブルを感じている人は増えたので、昔以上に肌のケアはしていきたいですね。

ニキビやシミなどの肌トラブルは年齢別の悩みがありますが、最近では頻繁にマスクを着用することで痒みやニキビ、乾燥などを感じている方も増えました。肌は紫外線や花粉などの外的刺激や、季節の変わり目による気温や湿度の変動などによって、肌の状態が不安定になり、バリア機能も低下してしまう事で肌トラブルを引き起こします。

今回はそのような肌の悩みに対し、症状別の対策とおすすめの栄養素をお伝えしていきます。

肌荒れ(ニキビ・吹き出物)

肌荒れにはいろいろな症状がありますが、ニキビや吹き出物は特に気になる症状の一つです。ニキビは思春期の頃に多く見られる症状ですが、大人でもできる「尋常性ざ瘡」という皮膚疾患の一つです。

ニキビの原因は皮脂が過剰に分泌して角質と共に毛穴が詰まり、そこに皮膚の常在菌であるアクネ菌が繁殖して炎症を起こします。酷くなると化膿する事もあり、皮脂の分泌が増えるのはホルモンバランスの変化が原因の為、生理前に起こりやすくなります。ストレスや睡眠不足、便秘などもニキビを引き起こす原因です。

ニキビ・吹き出物の対策

ニキビや吹き出物などの肌荒れの改善には、皮膚を清潔に保ち、適切なスキンケアを行う事が大切です。顔のニキビが気になる人は、良く洗顔して余分な皮脂を洗い流すようにしましょう。

ニキビを隠そうと厚化粧にするのは逆効果で、オイルフリーの化粧品を使い、余分な油分を加えないようにしてください。油分の多い乳液やクリーム、美容液を避け、クリームやリキッドタイプではなく、フェイスパウダーなどの薄付きのファンデーションにする、帰宅したらすぐにメイクを落とすなど普段のメイクも意識して、ニキビができにくい肌を目指しましょう。

マスクによる肌荒れ

マスクを着脱したりズレを直すなどで肌と繊維がこすれ合う事で、角質の表面が削られバリア機能が低下してしまいます。その為、肌がデリケートな状態になり、ちょっとした赤みやかぶれ、ニキビが起こりやすくなります。マスクが頻繁に触れる頬やあご、鼻、耳の後ろなどはあらかじめワセリンを塗っておくことで、肌の表面に保護膜が出来る為、外からの刺激を和らげる効果が期待できます。

また、呼気が充満するマスクの中は温度や湿度が高く、汗や皮脂も増えるので、雑菌が繁殖しニキビや吹き出物ができやすい状態になっています。雑菌の繁殖を防ぐためにも、マスクの中の汗はウエットティッシュなどでこまめにふき取り、マスクをつける前に保湿ケアで肌の潤いを補うようにしましょう。

必要な栄養素と効果的な食べ方

肌を美しく保つためには、皮膚細胞の材料になるたんぱく質皮膚細胞の形成や働きに関与するビタミンA、皮膚の抵抗力を高めるビタミンB6、皮膚の新陳代謝を促すビタミンB2亜鉛などの成分を含んだ食材を積極的に摂るようにしましょう。

体内でビタミンAに変わるβ-カロテンはニンジンやホウレン草などの緑黄色野菜に多く含まれていますが、脂溶性ビタミンの為、炒めるなど油脂と組み合わせて摂取したほうが吸収率が高まります。魚介や肉類にはたんぱく質だけでなく、ビタミンB群亜鉛も含んだ食材の為、新陳代謝を促し健康な肌を作る為にも毎食1品を取り入れるように意識してみてください。

また、脂っこい料理やスナック菓子、ナッツ類などの油脂の摂取量を控え、胃腸の調子が良くないと肌荒れが出やすい為、日頃から腸内環境を整え便秘などを解消しておきましょう。

日焼け(しみ)

日焼けは、太陽光に含まれる紫外線を浴びる事で起こる皮膚の変化です。紫外線はたんぱく質を変性させる作用があり、皮膚を老化させたりがんを発生させることがあります。日焼けで皮膚の色が濃くなるのは、紫外線の外からの身体の防衛反応です。

紫外線には波長の違うUVA、UVB、UVCなどがあり、肌にシミやそばかすをつくるのはUVBです。これが皮膚の表面付近で吸収されると、皮膚はメラニン色素をつくって紫外線から守ろうとします。通常メラニンは自然に剥がれ落ちますが、肌に沈着することでシミになります。

メラニン色素

メラニンとは、皮膚の奥にあるメラノサイトから作られる肌や髪の毛、瞳などの色に影響する黒い色素の事です。肌のシミやニキビ跡の黒ずみ、ほくろなどもメラニン色素が影響しています。

メラニンは、身体の健康の為に紫外線を吸収して肌の各細胞への影響を抑える働きをしています。メラニンの無い状態で紫外線を浴び続けると、皮膚の細胞核内のDNAが破壊さ、皮膚癌を引き起こす可能性もあるので、健康な身体でいるためには必要な色素です。

日焼けの対策

紫外線は活性酸素を発生させ、皮膚の脂質を酸化することでシミをつくりやすくします。この作用を打ち消すために、抗酸化作用のあるカロテノイドなどの色素成分を含んだ食品を積極的に摂るようにしましょう。

また、日焼けタイプには皮膚が赤くなるものと褐色になるものがあります。赤くなるのはUVAの作用で、メラニン色素が少ない人に症状が強く出ます。UVAはUVBよりも皮膚深くで吸収され、皮膚の血管が拡張されることで炎症が起きます。このタイプの日焼けは「サンバーン」といい、やけどと同じ現象なので、症状がひどい場合は皮膚科で治療を受けるようにしてください。

マスク焼け予防

紫外線が増える夏は日焼けのリスクが増え、肌にマスクの後が残ってしまうことがあります。外出するときは、かならず顔全体に日焼け止めを塗るようにして、万が一日焼けをした場合はまず、濡れタオルなどで十分に冷やすようにしましょう。場合によっては抗炎症作用を配合した塗り薬や、美白有効成分が配合されたスキンケア化粧品などでケアしてください。

必要な栄養素と効果的な食べ方

代表的な抗酸化成分をもつβ-カロテンなどのカロテノイドは野菜などの植物の色素成分で、色の濃い野菜ほどたくさん含まれています。常に日光に当たっている植物を紫外線の害から守る成分の為、強い抗酸化力をもつといわれています。

にんじんに含まれるβ-カロテンやトマトに含まれるリコピンなどのカロテノイドの成分は脂溶性の為、油脂や脂肪を含んだ食材と一緒に摂取することで吸収力が高まります

他にビタミンCやEにも抗酸化作用があり、一緒に摂取すると相乗効果がある為、抗酸化力が高まります。ピーマンやブロッコリーなどのビタミンCが豊富な野菜は、ビタミンEが豊富な植物油やナッツを加えたドレッシングでサラダにして食べる事で効果的に栄養素を摂取することが出来ます。

また、ビタミンCにはメラニン色素の生成を抑えたり、皮膚への沈着を防ぐ働きも期待できます。そのままでも美味しく食べる事ができる果物は、ビタミンCのよい供給源で、キウイフルーツやイチゴ、柑橘類には特に多く含まれているので、日焼けが気になる季節には特に積極的に食べたい食材です。

肌の乾燥やカサつき

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acoです。 セラピスト歴10年、体質改善を目的としたプライベートサロンを経営しているアラフォー女子です。 このブログでは女性の永遠のテーマである「ダイエット」や、年齢を重ねていくごとに不安になる「健康」に対して欠かすことが出来ない食事についてお届けしています。 毎日口にしている食べ物は、良くも悪くも自分の身体を作っています。今日からちょっと食事を意識して、将来薬や病院に頼らない身体つくりをしていきませんか?