血行促進で疲労回復!!アスパラガスのエネルギー含有量と栄養素

基本Data

学名:Asparagus

分類:ユリ科クサスギカズラ属

原産地:南ヨーロッパからロシア南部

旬の季節:5~6月

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簡単な調理でも美味しく食べる事ができるアスパラガスは、抗酸化作用が高いので健康や美容に効果が期待できる野菜です。

ハウスや水耕栽培などによって、一年中市場に出回っているアスパラガスは、枝葉が出る前の栄養が豊富な茎が食用になったものです。

主な産地は北海道や長野県で、他にも佐賀県などの九州の産地では1,000㎡あたりの収穫量が極めて高く、効率よく栽培されている事が特徴です。一般的に流通しているものは「グリーンアスパラガス」で、日光を浴びて茎が緑色になったものです。

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アスパラガスは穂先が裂けている様に見える事から、古代ギリシャ語の「裂ける」という単語がルーツになっていると言われています。

アスパラガスの種類

ホワイトアスパラガス

白い品種のアスパラガスではなく、日光を当てずに栽培されたものの総称です。北海道や佐賀県で生産されるものが有名で、通常のグリーンアスパラガスと食べ方は変わりません。

北海道では初夏に、佐賀県などの産地では1~3月ごろに出回り、一般的なアスパラガスよりも柔らかく、甘みを感じる事ができます。

パープルアスパラガス

北海道や長野県で栽培されている、アントシアニン系のポリフェノールを含んだアスパラガスの総称です。柔らかい穂先の部分は生食で食べる事もでき、ゆでたり加熱することで緑色になってしまいます。

春から初夏にかけて旬を迎え、一般的なものよりも甘味が強く、柔らかい味わいです。アントシアニンは加工すると流出してしまう為、生のままサラダや和え物にするか、サッと焼いたり電子レンジ調理で加熱時間を短くするのもポイントです。

ミニアスパラガス

グリーンアスパラガスを10㎝程の長さで早採りしたもので、茎や穂はきれいな黄緑色で甘味があり、口当たりが柔らかいのが特徴です。皮をむかなくていいので、調理に手間がかからず火の通りが早いです。

3~6月ごろに出回り、サラダやソテー、パスタ、スープなど幅広い料理に使う事ができます。普通のアスパラガスに比べ、火の通りが早いので、加熱しすぎないように注意しましょう。

栄養と効能

食品成分表(可食部100gあたり)
  • エネルギー:22kcal
  • 水分:92.6g
  • 炭水化物:3.9g

<無機質>

  • カリウム:270㎎
  • リン:60㎎
  • 鉄:0.7㎎
  • 亜鉛:0.5㎎

<ビタミン>

  • A(β-カロテン当量):380μg
  • B1:0.14㎎
  • B2:0.15㎎
  • B6:0.12㎎
  • 葉酸:190μg
  • C:15㎎

食物繊維総量:1.8g

アミノ酸の一種であるアスパラギン酸を多く含んでいるため、新陳代謝を活発にし疲労回復に役立ちます。穂先に多く含まれるルチンには、毛細血管を丈夫にし血圧を下げる働きがあり、ビタミンCを多く含む食材と組み合わせると吸収率が高まります。

また、抗酸化作用であるβ-カロテンや造血作用のある葉酸、免疫力を向上させるビタミンC、栄養素の代謝を活発にするビタミンB1などを含んでいる事から、老化防止やがんの抑制、スタミナ増強など、身体の健康維持に役立つ野菜です。

選び方・保存方法

アスパラガスを選ぶ時は、穂先がまっすぐしまっていて、色が濃いものが良品といわれています。茎に筋が見える物は繊維が発達していて硬いので選ばないようにしましょう。

保存するときは立てる事で鮮度がおちにくいです。穂先を傷めないように濡らした新聞紙で包んでから服をに入れておくのがおすすめです。冷凍保存するときは、かために茹でたものを手ごろな大きさに切り、なるべく早く凍らせるようにしてください。

食べ方のポイント

アスパラガスを焼いたり炒めたりする際に、生のアスパラガスを使うと、軸に火が通るまでに時間がかかり、穂先がボロボロ崩れてしまう場合があります。その為、長めに加熱する場合は、あらかじめ下茹でしておくと形が崩れにくくなります。

茹でる場合は、サラダ油を加える事で艶を出すことが出来ます。また、ゆでる際に、アスパラガスを手で持って、根元をお湯で軽く温めてから全体を鍋に鎮める事で、全体の柔らかさが均一になりやすいです。

また、収穫後時間がたっているものや、長く切られたものを買った場合は、根本付近の皮が硬いので、ピーラーなどで皮をむいてから調理すると食べやすくなります。

少なめの湯に塩をして、数十秒ほど蒸し茹で状態にすると、生のときのさわやかな香りと、加熱して得られるほくほく感や自然な甘味を楽しむ事ができます。

まとめ

いかがでしたか?アスパラガスは抗酸化作用をもつβ-カロテンや、免疫力を高めるビタミンCだけでなく、さまざまな栄養素が含まれている栄養素が豊富な野菜です。

独特な食感が料理のアクセントになり、サラダやソテーだけではなく天ぷらや炒め物、スープなど幅広い料理に使う事ができます。普段から使いやすい大きさにカットして冷凍保存しておくと、料理に取り入れやすくなるので、ぜひ常備菜の一つとして食事に取り入れてみてくださいね。

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アスパラガスのもつβ-カロテンの粘膜を正常に保つ効果に、キャベツのもつビタミンUを組み合わせることで、胃腸の働きが強化する事ができますよ。

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acoです。 セラピスト歴10年、体質改善を目的としたプライベートサロンを経営しているアラフォー女子です。 このブログでは女性の永遠のテーマである「ダイエット」や、年齢を重ねていくごとに不安になる「健康」に対して欠かすことが出来ない食事についてお届けしています。 毎日口にしている食べ物は、良くも悪くも自分の身体を作っています。今日からちょっと食事を意識して、将来薬や病院に頼らない身体つくりをしていきませんか?